アクテージ

アクテージ体操
〜腰痛予防体操〜

Channel4

腰痛は、
なぜ起こる?

【監修】早稲田大学スポーツ科学学術院教授
(スポーツ医学)福林 徹先生

国民病ともいえる、腰痛。

厚生労働省の調査(平成25年国民生活基礎調査)によると、日本人が訴える病気やケガなどの自覚症状のうち、「腰痛」は男性で1位、女性で2位と、上位に位置する症状です。
その要因として、そもそも人間の身体の構造自体が、腰部や背骨に負担がかかりやすくできていることに加えて、現代人は意識して取り組まないと運動の機会が少なくなっていることが挙げられます。
また、デスクワークや運転などで長時間同じ姿勢を持続することが多かったりと、何かと腰に負担がかかる日常生活を送りがちということも要因のひとつ。これでは、立つ・座る・歩くなど、ほとんどの身体動作で重要な役割を果たす「腰」という部分が悲鳴をあげてしまうのも、仕方がないことかもしれません。
このほかにも腰痛の要因には悪い姿勢によるものや過度な激しい運動(労働)によるもの、内臓の疾患、肥満、老化によるものなどがあります。
したがって、まずは「何となく腰が痛いけれど・・・」と自己判断するのではなく、痛みがひどくなる前に、気になったらなるべく医師の診察を受けることをおすすめします。

腰痛は、種類も症状もさまざま。

よく知られている病気としては、ぎっくり腰、腰痛症、椎間板(ついかんばん)ヘルニア、脊椎(せきつい)分離症、変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などが挙げられます。
それぞれ起こる症状に違いがあり、また、年齢によっても特徴がありますので、「腰痛」と安易にひとくくりにはできないのが腰痛なのです。
当然、今は腰痛が起っていないという人でも、突然、起ってしまう可能性がありますから要注意です。
腰痛のきっかけとして、悪い姿勢や肥満、腹筋の萎縮などによる疲労の慢性化(いわゆる腰痛症)や、腰に急激に負担をかけたときに起こる腰椎の捻挫(いわゆるぎっくり腰)などがありますが、これらは「生活習慣」に関わっていることも分かっています。
立つ・座る・歩くときに正しい姿勢をキープしたり、長時間同じ姿勢を続けないなど、ちょっと意識するだけで腰痛が改善されることもあります。
いくつもの骨が連なって構成されている背骨を守るために、それを支える腹筋・背筋を鍛えたり、手軽なストレッチなどを日常生活に取り入れたりするのが有効だと言えます。

【さまざまな腰痛のきっかけ】

【腹筋を鍛えるエクササイズ】

骨盤を立てた状態で両手をひざに向かって
ゆっくりスライドさせながら、
おへそをのぞきこむように上体を起こします。

【手軽なストレッチ】

イスに浅く腰掛け、ひざを90度に曲げます。
ひじをひざの上におき、上体を前に倒し、
腰が伸びていることを意識します。

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