関節痛大辞典

関節痛 医療機関での対処法

関節痛の治療は、大きく分けて保存療法と手術療法の2つに分けられます。

保存療法 運動療法や薬での治療など手術療法 保存療法で効果が得られない場合などに行われます。

ここでは保存療法についてご紹介します。

運動療法「筋肉強化」

太ももやひざ周辺の筋肉を鍛えることでひざを支える力を強くし、痛みなどの症状を改善します。
大腿四頭筋(太もも)の訓練が効果的です。

運動療法「可動域改善訓練」

座った状態で、ひざを曲げたり、伸ばしたりする動作を繰り返し、関節が動かせる範囲(可動域)を広げていきます。
関節軟骨のすり減る部分が1ヵ所にかたよるのを防ぐ目的もあります。

温熱療法

ホットパック(ジェル状の温熱剤が入ったパック)や電気療法などでひざを温めて血行をよくし、症状を改善します。

装具療法

装具療法

ひざ関節が変形すると、関節の一部に負担がかかり、痛みを生じます。
そこでひざの負担が均一になるよう、装具を使います。

※これらの療法は医師の指導のもとに行うものです。

監修:おおぎや整形外科 扇谷 浩文院長