アクテージ痛み情報局

首こり関連

朝起きた時に感じる、首こりと肩こり

監修:山田朱織先生(16号整形外科院長)

朝起きた時に首や肩がこっていることはありませんか?

朝起きた時に感じる首や肩の痛みや張り、疲労感は、寝ている間の姿勢の悪さが原因かもしれません。人間にとって睡眠は、起きている間の活動をよりよくするための、心と体のリセットの時間です。睡眠中に寝返りをうって体を動かせば、体のすみずみまで血液が流れ、起きている間にたまった疲労を回復させ元のよいコンディションに戻すことができるのです。
実際に人間は、一晩で30回程度大きな寝返りをうつと言われています。
枕が合わないなどの理由でたくさん寝返りをうてなかったり、寝返りに大きなエネルギーを消費してしまうと、血流が悪化して首や肩のこりが生じたり、翌朝疲労感が残ることがあるのです。

よい寝姿勢とは。

つまり、よい寝姿勢(寝ている間の姿勢)とはお行儀よく寝ることではなく、たくさん寝返りをうって体を動かすことなのです。よい姿勢で寝返りがたくさんうてると、血流がよくなり疲労が回復できるので、翌朝すっきりとした体にリセットされます。睡眠中に肩や腕が痛い、手がしびれるといった症状も、よい寝姿勢で寝ることで改善するケースがあります。

よい寝姿勢で寝るには。

よい寝姿勢を決める要因は枕が7割、敷物が3割程度と言われています。
自分の体格にあった正しい枕で寝れば、最小のエネルギーでたくさん寝返りがうてます。寝ている間によく身体を動かすことができるので、血流もよくなり熟睡できるのです。
他にも、摩擦を少なくするために寝巻はすべりのいい綿素材を選び、寒い時期ならば体にまとわりつくような毛布類は布団の上にかけるようにすると、より寝返りがうちやすくなります。

正しい枕のポイント

■枕の高さ

体にあった正しい枕だと横から見たときに、鼻から胸までまっすぐ1本軸が通ったように見えます。また、仰向けなら、首が布団(ベッド)面に対して15度前後になる高さが適しています。この適切な高さより、たった5ミリ高すぎても低すぎても軸が曲がり、体、特に首に負担がかかる姿勢になるため、血液循環が悪くなることもあります。

■枕の適度な硬さと平らな構造

適切な高さを保てる適度な硬さと、寝返りをうちやすい平らな形であることが重要です。

■枕の見直し

体重が変わったら枕を見直すことが大切です。
成人の場合、5〜6キロ太ったら3〜5ミリ高くして、同様に痩せたら低くするという調整が必要となります。